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ナオト。's cafe
官能小説家ナオト。の、日々雑感。

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短編読みきり。

でじたる書房「悪魔のささやき~寝取られ妻、真由香1~」
幻創文庫「ダイヤモンドでつかまえて」
kabukityou006[1]
早いものでもう師走です。
さて、前回の記事で予告しましたが、幻創文庫さんで短編の読みきりを書かせていただきました。
11月中と言っておきながらギリギリ過ぎてすみません。
タイトルは「同窓会」。
書き終わって気づいたのですが、エロ無し(泣)。
舞台は上の写真のとおりです。
もしお時間ある方は読んでみてください。
こちらから
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コメント

読みたくて携帯を新しいのにしました。。。
[2012/12/03 15:25] URL | #- [ 編集 ]
ナオト。さんに触発されて昨日から書いてみました
このコメント欄でお見せすることも申し訳ないのですが、ご批評などいただけばありがたいです
もちろん、この欄の趣旨に合わなければどうぞお消し下さい
ストーリーを考えると、日中の仕事が捗らないことと、女性の台詞を書くときの難しさを感じています

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勤め先は大都市圏近郊の中小企業、ほどほどの程度の大卒で、就職して首都圏の自宅を離れた
コンビニが少なく夜間は静かで、育った首都圏の暮らしと異なる環境にもさほど違和感は感じなかった
もとから何事にも熱中することはなく、勉強もスポーツもほどほど、少ない友人との付き合いも年に数回程度で、あまり親密になることもない代わりに友人関係に煩わされることもなかった
学生の頃からバイトをしていたため、就職してからも仕事について悩むことはなく、ただ毎日実直にこなしていた
同期入社が悩みをかかえ相談を受けたり、特に優秀な同期が初年度から抜擢されることも、自分には関係ないことと考えていた
職場では、それなりに人間関係も築き、目先の問題を片付けるうち、その姿勢が部内では評価されたようで、面接を経て5年で昇進し、現在は主任として小さいチームを率いている

妻とは勤めている会社で知り合い、2年ほどの交際を経て結婚した
部署は異なる建屋だったが、入社当時より出勤時間にあうことが数回あり面識はあった
これといって目立つほどの美人でもなく、評判となるほどに愛想が良いわけでもなかったが、部内の壮年以上の層には受けが良いようだった
自分が思うには、割とのっぺりした表情ながら笑顔が素晴らしく、一方では極力性的な特徴を画一化するための制服に身を包んでさえも感じられるバストと、それに不似合いなほどすんなりとしたプロポーションに、正直女性としての魅力を感じていた
勤め先の総合職は本社一括採用だったが、事務員採用は各地方にある事業所毎の採用のため、事務員は近隣地域の出身が多く、妻も同様だった
異なる点といえば、事務員採用枠は高校卒業が多かったところ、妻は大卒だったことだ
採用担当のものが後にもらしていたが、最近は事務員採用枠に大卒がエントリーすることも珍しくないが、当時は応募の間違いではないかと、本人にエントリーが総合職でないかと再度確認をしたこともあったようだ
採用面接時には、総合職採用並みの受け答えで、事業所レベルの人事部では評価以前に、2時面接前に内定通知を出し、本人確約をとって逃がさないようにしたとの逸話もあった
採用後3ヶ月の研修期間では、大学進学のため大都市圏で一人暮らしをしたこともあったかも知れないが、昨年まで高校生であった事務員採用の新入社員の中にあっては、しっかりしているとの評価だった
この時は本社研修と新事業部の立ち上げ応援に駆り出されており、あまり顔を合わせることはなかった

毎日の通勤で顔をみるだけではあったが、忘年会では隣にすわることもあり、仕事の連絡時に見せる姿と、寛いだときの差に、帰宅時など柄になく気分が高揚することもあった
話すことといえば、この地域の伝統や、節々の行事など、あたりさわりのないことだったが、自分が育った地域は新興住宅街にあったので、こと行事に逸話があったり、それに付随する話を聞くことも楽しいことだった
それを話す妻も、同僚はこの地方出身者が多く、入社当時は同期が年齢を気にすることもあって、馴染むより頼りにされるお姉さん的な立場にあって苦労があるところ、大学のときの友人のように会話できた自分が気晴らしになったと、後に聞いた

付き合うきっかけは、年末の終業時帰宅のため会社の門を出ようとしたときだった
普段妻の勤める社屋は入り口に面した配置で、現業のものからは、「事務は定時でいいね」とボヤかれることもあるほど18時以降に明かりが灯っていることはまず無いところだった
年末だからといって実家に帰省する予定もなく、自由になる数日を得たことを内心喜びつつ帰宅するところで、そのまま無視もできないところだった
全社屋の空調やセキュリティは所管の部署で管理され、昨今の情勢から情報管理や環境影響評価に厳しくなっているところ、年末年始に鍵の開け放しや電気の消灯漏れなどあれば他部署とは言え、下される処分など思えばお気の毒とだけ思うほど非人情にもなれないところだった
まして、先月にはあるトラブルに巻き込まれ、予定の大幅な遅延となるところを、その部署の同期の助けでリカバリできた事情もあればなおさらのことだった

既に来年の初日には作業を問題なく開始できるよう手配した後だったので、踵を返し、普段通らない事務所に入り様子を見てみることにした
この事務所には普段から足を運ぶことがなく、記憶にある範囲でも新人研修明けに辞令を受け、3日程の異動猶予期間に慌しく引越しを済ませた後に着任の挨拶に足を運んだくらいだ
通常は、建屋毎セキュリティがかかるところ、警備解除状態となっていることを確認し、その当時妻の勤める職場に足を運んだ
その場には妻ともう一人女子の事務員が途方に暮れた様子で一角に明かりを灯して座っていた
聞けば、この事務所のセキュリティ権限を持つ3名の連絡が行き届かず、それぞれ年末の混乱の中で直帰後地方の実家で帰省してしまったり、数日前から休暇をとり海外に出かけてしまったとのことだった。
通常、イントラネット上で予定は管理され、管理者が3名もいるところ、全員不在となる事態は起こり得ない事だった
ただ、この時は1名当日出社した管理者が急用で別事業部の支社に呼び出され、急遽外出するところで確認を受けた妻が他の1名の管理者で大丈夫と回答したことが原因で、建屋を閉じられないこととなっていた
2名は連絡がとれず、別事業部に呼びだされた管理者に詫びて、帰社をお願いし、それまでの留守番を務めているとのことで、話を聞く限りでは、年末で慌しく出張して、不手際により急遽帰社することとなった管理者も相当に腹を立てているようだった

なるべく作業は遅くならないように心がけていたものの、部署内では比較的若い身分と独身でさほど離れていない場所の寮に住んでいたことで危機管理の策定時に望まずも緊急時対応者として登録されており、幸いその当時には社屋の通行には困らない程度のセキュリティ権限を得ていた
帰社する管理者に事情を説明したところ、本人はさほど立腹な訳でもなく、ただ作業が年を越す見込なので戻らなくて済むことは有難い、と逆に礼を言われ感謝されてしまった
妻ともう一人残っていた事務員は仲が良く、妻が困っているところ、普段から世話を掛けているところ一人にはしておけないと、どこか文化祭前夜を思い出すような口調でいった後、帰って良いなら、ほど近いところに彼氏を車で待たせているので帰ります、との事だった
おそらく、今年は年末が週末にあたる関係でその彼氏とやらも仕事で疲れたところに呼ばれているところ、随分と待たされていることにやや同情を感じつつ、一応はねぎらいの言葉を掛け去っていく足音を聞いた

妻は、しっかり者と聞いていたところでも、このような状態ではしおれているものと思っていたが、思いの他元気に感謝を述べ、着替えてくるのでそれまで待つことをお願いされた
内心、仕事のトラブルで傷心の女子社員の対応には、やや困ることが多かったので、面倒になることを危惧していたこともあったが、相手が妻なら、むしろ喜ばしいことと思い、時間も遅くなっていたので、その当時は妻の住所も知らず、一旦寮に戻って車で送って行こうかなど思案していた
また、静まった職場に時折聞こえる見慣れぬ事務機器からの電子音をききながら、今この建屋には自分と、更衣室で着替えをしている妻だけとの事実に戯けたことと思いながらも、着替える姿を想像しながら、年相応に性的な想像を巡らしていた
程なくして、妻は戻り、待たせたことを詫びながら、急いでいたので靴を履き替えていないと訳の分からないことを言いつつ、社内で履いていた靴を脱いで、手に持ったブーツに履き替えようとしていた
年末で綺麗に整頓された事務所の椅子に座ることも遠慮して、妻の机の斜め前の机に寄りかかっていたのだが、膝丈ほどのスカートに仕事中と同じストッキングが目から離れず、その動作を眺めていたところ、妻が不意に目を合わせ、こちらを覗きこんだ
「気になります?」と妻
先ほどまで、やや性的な想像をしていた延長で、ストッキングの作り出すふくらはぎに微妙な陰影に見とれていたので、咄嗟に言葉がでず、曖昧に否定しかできなかったが、やや上気することを抑えることはできなかった

事務所の消灯と、セキュリティを警備開始とし、繰り返し礼を言う妻と門まで歩いた
学生の時には、サークルで付き合うことが普通だったことで、望まなくても付き合うこととなり、あまり意識せずとも初体験まで済ますこととなったが、社会人となり数年、独身の同僚や少数の友人も年に数人ずつ結婚していく中にあって、自分の結婚を考えることはあまりなかった
自分の職場には、あまり恋愛対象となる女性がいなかったこともあるが、毎日の作業に追われ、性的な処理は、数ヶ月に数本アダルトビデオを借りる程度だった
そんな環境のなか、隣に女性が歩いていることを意識せずにはいれられなかった
門をでて、バス停なら数分のところ、おそらくこの時間になっては既に終バスも無い筈であり、駅もさほど遠くはないものの、本数は首都圏と同じく十数分に一度というほど多くはないのだった
やや下心もあり、それを抑えることもできないことを自覚しつつ、寮までくれば自動車で送ることを申し出したところ、妻は即答で了解してくれた
女性が多い事務や、近隣採用の者を除いたものが寮に暮らすことを考えれば、自分も含めた結婚前の独身男性か、単身赴任者が入寮者の大多数だったので、社内的な噂となることを避けるため、妻を一時最寄のショッピングセンターに待たせ、車で迎えに行った
車の鍵を取りに帰宅したものの、スーツのまま車で妻を拾ったところを人に見られたら、と着替えた後に車に乗り込みエンジンを回して、必要なさそうな自分の先読みに、久しぶりの心の高鳴りに奇妙な驚きを覚えるのだった

やはり妻は事業所採用だけあり、車で30分ほど、電車でも3駅ほどのベッドタウンの実家から通っていた
ごく自然に夕飯を誘うと、先ほどと同じく即答で了解してくれ、なぜか送っていく実家と逆方面にあるレストランを提案するのだった
なぜかとの問いには、やや躊躇ったものの、実家の近所では、顔見知りが多く二人に噂が立っては困るからとのことだったが、自分の顔にやや驚きの表情がでたことを察してか、打ち消すように、妻が困るのでなく、自分が噂を立てられては迷惑かと思う、と語る妻の表情は、先ほどの誘いを受ける際の明瞭さはなく、やや照れているかのようだった
食事は思ったより長く話が弾み、心配した妻の実家から電話が入って我に返る始末だった
深夜となりほとんど車どおりもなくなった国道を、不審に思われない範囲でゆっくりと運転し、住宅地に入る前の通りで車を止め別れを告げた
別れ際、それまでと同じような口調で、また会えるか、と問う妻に、今度は自分が即答で答えたのだった

それから、年明けには付き合うこととなり、しばらくは社内に伏せていたものの1年を経るころには公然となっていた
それでも、職場では建屋がことなることもあり日中はほとんど顔を見ることもなく、数日に一度は帰宅時に妻をショッピングセンターで拾い夕食をともにし、休日には足を伸ばし交互に運転して旅行に行くようになった

自ら社内で対応したことが少なかったことから、しっかり者の評判だけを聞いていたが、本人から聞く話では、自分と同じく何事にも熱中することが無く、平穏に暮らしてきたこと、今の会社に決めた事も、深く考えたことではなく、就職活動となったときに、キャリア志向もなく総合職を目指す友達ほどの熱意をエントリーシートに書き込むほどに自分の進路を決めることができなかった結果とのことだった
本来話していいことでもなかったが、人事部から聞いていた話と違うので意外と思ったが、人の間の立ち回りは不得手ではなく、むしろ人間関係で問題を起こすことを嫌うあまり率直にいって八方美人的になったと思う、その内心は同期が年下で相談にのる方が多かったので自ら自ら話をすることもできず、年末の契機から自分と話すことができて嬉しかった、と同時に始めてのキスをした

普段から、あまり派手な服装を好まず、清楚といわれるようなワンピースや、フレアスカートが多い妻だったが、初めてのセックスの時だけ違っていた
秋に入り、気温が急激に低くなるころ、事前に電話で待ち合わせして、自分が帰宅して車で向かえにいくと、普段とシルエットの違う人物がドアを開けたのだった
その日の妻はウール地のタイトスカートに黒のストッキングと同色パンプスにブラウスをあわせ、姿だけなら、どこかの会社の秘書を思わせるような姿だった
日中は会わなかったので、普段通勤時にそんな姿をしているとも思わず、率直過ぎるほどに感想を述べると
「前にこんなスタイルが好きっていっていたから・・・」
と顔を伏せがちに妻が言うのだった
以前のドライブで、好きなスタイルから、ふざけ半分に性的な話になった時、つい漏らしてしまったものをそのまま実現していることに気が付き、車寄せから発進することを忘れてしまった
やや肌寒くなっているところブラウスに大判のストールを羽織っているものの、つい目が向けてしまう胸元からは角度の関係でおそらく薄緑のブラジャーの上部が見えている、かあるいは見せている
取り立てて社内でも 別部署にまで声の聞こえた美人ではないが、年末にあったときからスタイルの良さには気が付いていた
二人で出かけた時も、妻が実家から通っている関係で泊まりはせず、あまり遅くならない時間に送るようにしていたが、このときは、妻からつまりながらもはっきりと言うのだった
「今日は両親が旅行にいって火曜日まで帰りません」
「あの、わたしたち・・・よかったら・・・今日はセックスしましょう」
このころには最初の敬語から丁寧語を経て、普段の口調ではなしていたところ、この時だけ丁寧語になってしまう妻は恥らっているのか、頬を上気させていた
自分から言わなかったことにやや不甲斐なさを感じつつ、自分のために、あるいは誘うために普段しない服装までする妻が堪らなく愛おしかった
寮につれて帰ることは論外なので、顔見知りがいない程度に離れたコンビニで買い物をし、そのまま県外まで離れてホテルにチェックインした
この時にはラブホテルにはいるつもりが、週末であるためかほとんど満室となっており、やむなくインターチェンジ沿いのビジネスホテルに宿を取ることになった
既に自分がラフに着替えているところ、妻はフォーマルに近い姿だったので、人目にはさぞ妙な組み合わせと映ったことと思うが、幸い時間帯からロビーは人気がなく翌日のチェックアウト時も同様だった
いつに無く、ほぼ無言で部屋に入り、カーテンを閉めて向かいあうと、後は考えることはなかった
長くキスをすると、先にシャワーを浴びようとする妻を引きとめ、ベッドに横たえた
首筋から唇にキスを繰り返し、慣れない手つきでボタンを外し、服を剥いでゆくと縁がレースで飾られている他、あまり装飾のないブラジャーが残った
前にホックを外したのは数年前で、そのときもあまり上手の外せて記憶が無いのだったが、この時は興奮のあまりそのままカップを下に摺り下げてしまった
そこからでてきたものは薄いピンクでやや立ち上がり掛けた乳頭と、普段のスタイルから想像する以上の張りをもった乳房だった
目の前の白く形の良い乳房を数十分は嘗め回し、同時にストッキング越しに秘所にも指を伸ばしていた
セックスのテクニックは、せいぜい学生時に性豪として知られた友人から聞いたものとアダルトビデオ程度の知識しかなかったものの、当面テクニックほどの手管を労せずとも、既にブラジャーと同質のショーツははっきりと分かるほどに湿っていた
その時は、全くといっていいほど、翌日の服装まで考えることはなかったので、ショーツを下にずらす時に一部ストッキングを引っ張り過ぎて伝線したことも気にしていなかった
片足をショーツから抜き出すと同時にストッキングも外したものの、もう片足にはショーツもストッキングも残っている非対称が妙に扇情的で、その頃には、秘所を露出したことで、先にシャワーを、とつぶやく妻の乳房をまさぐりながら、そこに口付けした
ある程度妻も覚悟していた行為とは思うが、その瞬間体に衝撃が走り、口付けたところにより深く押し付けられることとなった
過去のセックスで、相手のそこをまじまじと眺めることもなかったが、いわゆる裏ビデオで女性器を見たことはあり、正直大陰唇あたりには美しいと感じることもなかった
このときは、先にそのことを考えたのではなかったが、口づけたそこは脳裏に残る映像でなく、ピンクに艶めく2重の襞とその上部に薄く生えた陰毛が、本能的にそこを滅茶苦茶にしたいと自分の思考のほとんどを占めるのだった
薄く妻自身の香りを感じながら、襞の一枚一枚を舐めとり、小刻みに声を震わせる妻を感じながら襞の合わせ目の膨らみを舌を押し込みつつしばらく愛撫すると、声にならない呻き声を上げて大腿で自分の顔を強く締め付けるのだった
左右の頬に感じる生足とストッキングの感覚がより一層自分をみなぎらせ、いつしか妻が力なく倒れ付すまで数回繰り返したのだった
後の妻によると、初体験ではなかったものの、学生の時に初体験し、ただ苦痛に耐えて、妊娠しないことを考えていたという
レイプまがいかと心配もしたが、特に暴力的なつきあいでもなく、薄い恋愛感情を感じている間に、当時の彼氏に迫られ周囲の体験を聞く限り、そんなものかと行為したとのことだった
それに比べると、この時のセックスは前戯で、初めての登りつめる感覚を連続で数回流し込まれ、すでに行為の前に体だけでなく頭も相当痺れており、もはや事前に考えていた程、服装で自分を誘惑して、リードするなど消し飛んでいたのだそうだ
自分のものは準備万端だったが、さすがに初回から避妊する程度の理性は保っており、もどかしくゴムをつける間も、妻は肢体をベッドに晒していた
衣服をすべて剥ぎ取ろうかとも考えたが、ずらしたブラジャーに大腿だけに残ったショーツとストッキングの姿は改めてみるに相当扇情的だった
豊かな膨らみは仰向けになってもそれとわかるほど盛り上がり、その頂点からやや上を向いた小ぶりな乳頭はそれまでの刺激でピンと立ち、強引に開いて刺激し続けた股間はいまだ閉じずに女性器はベッドサイドとランプを浴びて欲情的な反射を放っていた
もはや、言葉で意思を確認する必要なく、最大となった自分をベッドサイドに露になった女性器に入り口だけあわせ、あとは一息に本能の求めるまま深いところまで侵入した
多分、ぐったりしていても、そのことを予知していたのか、瞬間に目が合い、そのまま妻が伸ばした手が自分の肩から首に周り、上体が重なりあう事になった
姿勢が変わったことで結合がより深くなり、妻の体内の暖かさが自分の根元まで感じられ、さほど動いていなくとも、奥から緩く刺激する幾重の襞を感じた
それまで声をあげることを躊躇っていた妻が、この時から溜まらず、最初は抑えた呻き声から、艶のある声、そして明らかに女性が性的な歓びであげる嬌声へと反応を見せるのだった
最初の射精は純粋に繋がったことの喜びで加速がいや増し、数分の狂乱ののち妻の背筋が張り詰めたタイミングと2呼吸置いて訪れた
息が止まるほどの絶頂のあとは、そのまま深淵に落ち込むかとも思ったが、妻は満足げな表情で、自分の胸にもたれ掛かってきた
何か言うべきかとも考えたが、まわらない頭を自覚するだけで、そのまどろみを数十分楽しんだ後に、妻はシャワーに向い、その後に少しの会話をはさんで後ろから合体したのだった
結局、翌朝まで3回、チェックアウト前に1回の行為をした

それから数ヶ月、妻の両親にも挨拶し、正式に結婚を前提とした付き合いに許可を得てからは、泊まりの旅行も可能となり、その翌年には結婚式を行うように結婚式場をみてまわることで週末を過ごすこととなった
自分の収入も大卒総合職としては決して高給ではないものの、さほど出費をしない生活のため、結婚式とその後に計画的な暮らしが可能な程度の収入と預金残高はあり、それに妻の収入とそれにみあった預金残高があれば、当面の暮らしは全く順調といえるものだった

その翌年、まず申し分ない結婚式を開き、親族それぞれから祝福をうけ、ある程度心配していた地方の閉鎖性とも妻の実家は縁がなく、全く順風満帆の新婚生活を始めた
自分に関して言えば、順調に昇給し、仕事についても一定の評価を受けていることを実感できる程度にはこなしていた
暮らしも楽だったので、定例会議で本社に出向く都度、本社勤務の同期が過労や、重大過失で脱落していることを見るにつれ、自分の昇任について考えることなった
現在の職場では折から他事業部との統合、実際にはこちらへの合併を控えており、事業統合と生産集中のプロジェクト自体が大きなうねりとなっていることを考えれば、本社への異動を希望しなくとも、この地での一定の仕事・一定の生活が自分の希望する将来に最も合致するものと思われた
本社の人事部にも内々に希望を伝え、あまり得手ではないものの、職場と本社それぞれに根回しをしてほぼ将来に見通しを立てることができた
寮は独身か単身赴任が条件だったので、結婚と同時に、会社から程近い場所に比較的新しいアパートを借りた
築2年とのことだったが、居住者はおらず、内装は新築同様だったので、妻と喜んで部屋の調度品を決めたり家具をそろえたのだった

それから2年、年に数回喧嘩もするものの、深刻でもなく、数日たってみれば互いに笑い会える二人だった
結婚の後、妻は仕事を辞めて、近隣にパートの仕事を探すつもりだったが会社からは強い慰留を受け職に留まることとなった
元々、仕事については妻も評価を得ており、賃金水準こと違えど事務員のなかでは存在感のある立場となっていた
職場から聞く話でも、身内である分聞こえる話を割り引いた上でも、その存在が事務員の活性化と勤続年数の延長に貢献しているとの事だった
また、過去例が無い地方の事務員採用出身者が、社内応募の本社総合職に転任した件では、妻が主導したとの噂だったが、本人によると、後押しはしたが主導ではないとのことだった
本社の定例会議の時にあった当人によれば、まったく妻の啓発によるものだったとのことであれば、妻自身の昇任希望かとも思ったが、この点では妻は全くその希望はなく今の環境以外にはどこも行きたくはない、との事だった

共稼ぎで数年立てば預金残高も相当なものとなり、徐々に将来を見据えて子育てと住居を考えることとなった
自分は次男で両親が暮らす家を継ぐことはほぼ無いこと、妻の両親も自分が家を持つことは、妻自身の幸せと理解してくれ積極的な賛成をしてくれたので、この地で住居を購入することを決めた
さすがに数千万の投資となるので、易々とは決まらなかったが、丸1年を掛けて検討した結果、自分も妻も妥協することなく満足する住居を選ぶことができた
会社からは通勤に数十分の距離となったが、環境が良く、旧来の因習に縛られるほど以前からの町並みに近くなく、でかけるにも、交通機関やインターチェンジが程近い好適な立地だった
これから、おそらく過大な表現を使うなら終の棲家となる家なので、当初から愛着があり、アパートの運びいれた当時より数段高い基準で調度品を選定し、また居住人は2人なものの、初めて手に入れる我が家に幸福を感じる毎日だった

それは、新居に越してから半年たった時のことだった
帰宅すると、普段から自分より早く帰宅する関係で近隣のスーパーで買い物をし、帰宅時間あわせ夕食を準備している筈の妻の顔が消耗しているように見えた
なにより肌寒くなってきたところに生足で、からかってみたが反応は芳しいものでなかった
何事か尋ねてみたところ、仕事で疲れた、とのことだったが、数分で慌しく表情も変え夕食の支度を始める頃には先の心配も杞憂と思えるようになっていた
人口の多くが住む地域に比べ、この近辺はこの地域の新興住宅地といって差し支えなく、インフラは整っているものの住宅はまだ多くはない
ここに新聞配達を受けることも、また同じ料金であることも、特に昨年の様に度々の降雪時には気の毒とも思うが、ともかく毎日門扉の郵便受けまで新聞をとりにいくのも自分の日課だった
その日は、新聞をしたから引き抜くと当時に、新聞に挟まった紙片が見えた
紙片にはなんらかのインターネット上のアドレスと、それ以外の長い文字列が印字してあった
アドレスには心あたりはなかったが、なんらかのファイル交換サービスらしいことは見当がついたので、1階の自室のPCで接続してみることとした
本来、見知らぬ他者から預かったアドレスに接続するなど、危険な行為と承知しているが、仮になんらかの業者が広告目的で配布したなら、この様な辺鄙なところをターゲットにする訳はないし、紙質からして広告用より高級な用紙らしいことが気になっていた
まだ朝は早く妻が起きる前に新聞を取りに行くことも、週に半々といったところで、やや寝ぼけたまま指定のアドレスを入力し、パスワードを求める欄に半信半疑で長い文字列を入力したが、集中を欠いたことと、ご丁寧に大文字小文字を判別するものだったため、3回目の入力で漸くサイトに接続の表示となった
どうやら、テキストファイルとビデオファイルのダウンロードと見て取れ、サイズは1ギガほどもあった
さすがにダウンロードについては暫く考えたが、ダウンロード後と解凍後にそれぞれウイルススキャンすることとして、とりあえずクリックを進めた
どちらのファイルもウイルスの反応はなく、開いてみることにした

次の数分間の記憶は定かではない
画面には、紛れもない妻が写っていた
最初は良く似ていると思った程度だったが、徐々に嫌な予感と共に仕草・髪型・ネックレスなど妻本人でないことの証明が無くなってゆく
服装は昨日帰宅時に身に着けていたもので、薄手のブラウスに黒字のカーディガンに同色のプリーツスカートに濃い目の黒のタイツだ
場所は風呂の様だが、画一的な場所なので、自宅の風呂かは自信がもてないところだ
やや、嫌な予感がしたが、まさか妻のドッキリかとも頭の片隅で思うところもあった
なぜか妻は表情が硬く、自分が過去にみたことのない表情だった
無言の妻は透明な筒状のものを取り出し、それになにかの粘液をまぶしていた
それが、いわゆるディルドであることは分かったし、これからしそうなことも予期できたが、依然何のための行為なのか、何故するのかはまったく分からなかった
万一妻の悪戯にしても、これは度が過ぎているし、そもそもそんなことをする性格でもない
思考しているうちに、妻は画面の中でスカートに手を入れ荒っぽく秘所を刺激し、もう充分と判断したのかタイツを脱ぎ、黒いショーツを脱いでゆく
やや画面には影となる範囲をのこしつつ、妻はバスタブの縁にもたれ掛かるように腰掛け、浴室の照明に淡く照ることが受け入れることを可能と示している秘所を片手で少し広げ、そこに強引にディルドを突き込んだ
さほど濡らしていなかったのか、妻は表情を歪めて暫くゆっくりとディルドを抜き差ししているが、これで妻が自らのぞんでしていることでないことは分かった
仮に自分に送ったものならば、あるいは初めてのセックスの時の様に誘っているならば、わざわざ苦悶の表情など浮かべるような行為をしなくても良いからだ

これで、この撮影は昨晩だったことが確信できた
妻はさほどランジェリーにこだわるほうではなく、ブラジャーとショーツのセットで5千円程度のものを普段購入している
画面でみた黒の下着は、昨年ふざけて自宅でストリップなど話していたときに買ったものだった
妻の下着の中では、比較的セクシーなデザインで正面はともかく、後ろがTバックほどでなくとも尻の半分もカバーせず側面がバンドになっている自分にも記憶にあるものだったからだ
普段滅多に妻がそれを着用することはなく、生理明けなど、まず妻が誘ってくるときにわざとみせるときに家の中でだけしか着ず、行為が終わってからは洗濯籠へ行くものであるところ、昨晩は風呂上りに洗濯籠にタイツを発見し、帰宅時に生足だったことを単に脱いだだけと一人得心した後、その下にこのショーツがあったからだ
そのときは既に妻は普段どおりとなっており、その点も聞くことはなかったが、衣服も下着も同じことなど自分はともかく女性である妻にはそうあることではない

画面ではカメラに視線を向けることなく、妻はディルドの下部をバスタブの縁に固定し、プリーツスカートに隠れて秘所のディルドの行方は見えないものの、おそらくを股間にはさんでバスタブと浴室に跨り腰を下ろしていく
横を向いているので表情は見えないものの、ゆっくりと体の上下の動きは早まっている
そして音声はごく微弱なものながら呼吸に混じって、呻き声が上下動のそれぞれの頂点で僅かに聞こえる
しばらく放心したように眺めていたが、我に返ったときには、今朝妻の顔を見ることができないことだけは確信していた
すぐに身を整え、妻には用箋に、所用で先に出社することを告げて家を出た

出社の途中でも、考えが全くまとまらず、電車の乗り降りにも慌てる始末だった
とにかく順を追って解決することを自分に言い聞かせ、まずはメモリに保存したダウンロードファイルを確認することを優先することを考えた
会社にも自由になるPCはあるものの、情報セキュリティの面から、まず考えられない
ならば今日早退して自宅で確認するか、これは自分が早退すれば妻の職場にも知らせがいく可能性もあり好ましくない
とるべき手は、出張として偽りの用件で外出することだ
幸いに一定の裁量は任されるようになっており、成果を報告する限り勤務についてつぶさに見られたことはない
あるとすれば、以前のように他者の参考になるように研修の受け入れだが、この時期に研修受け入れの話もない
早速、辻褄があうようにスケジュールを調整し、午前中には事業所を出た
万一自宅でなんらかの理由で監視されていた場合の難を避けるため、電車で数駅の地方都市にでて、インターネットカフェに入った
ある程度移動中に考えをまとめたものの、妻が望ますしている行為と、それが自分に知らされた理由に説明が付かないまま、PCを起動して持参したメモリを参照した
映像については後に参照することとして、先にテキストファイルを確認することとした

「ご主人へ」
「あなたの奥様には次のお願いをしました」

 「1.まずご自身の写った映像ファイルをみてみてください」
 「2.それが拡散した場合を考えてみてください」
 「3.今の仕事を続けることはできますか?」
 「4.そこに住み続けることはできますか?」
 「5.ここまで理解して、私のお願いを叶えて下さるなら、メモリビデオカメラを購入して下さい」
 「6.透明のディルドを購入して下さい」
 「7.セクシーな下着でオナニーを撮影して下さい」
 「8.ディルドをオマンコにいれてオナニーを撮影してください」
 「9.次に示すアドレスにファイルをアップロードしてください」
 「10.定期的にお願いをするので同じアドレスを確認してください」
 「※明日中にファイルが確認できない場合はファイルを公開します」

「ここからはご主人へのメッセージです」
「奥様はとても魅力的です」
「誠にお気の毒ですが、私は奥様の体にとても興味があります」
「ビデオファイルをご覧いただけばお分かりいただけますが、奥様は既に覚悟をされています」
「奥様の覚悟は、あなたを守るためでもありますが、その点を充分にご理解ください」
「これから数点のお願いをすることになりますが、それを受けた奥様の覚悟を無駄にされないことを切にお願いします」
「それによりお願いが叶えられない場合には他のサイトも含めパスワード無しで全ファイルを公開します」
「奥さんが開発される様をともに楽しみましょう」

読んで愕然とした
妻がしていたことに納得がいったのだ
単純な脅迫だが、逃げられない
自分の写った映像が分からないが、それは困るものなのだろう、妻がこの要求に屈するほどに
ここに働き暮らすことを選択した以上、それ以外の選択肢はもはやない
既に本社異動はここでの勤務確約とのかたちで方々に根回ししてあり、住居については20年のローンとなっている
万が一、元の映像でなくても、昨晩の映像だけでも自分と妻の将来を破壊するに充分と思える
かといって警察に駆け込んだところで、最悪自暴自棄となった犯人がネットに公開すれば同じこととなるのだ
どんな手を考えたところで、犯人を特定し、その犯人がいわゆるデッドマンスイッチを仕込んでいない場合にのみ捕まえることができた場合、この場合にだけ解決ができる
犯人が複数の場合、捕まえる前に気付かれた場合、そのほかどんな場合も結果は自分と妻の終わりとなる
ふと、犯人を考えてみたが、仕事に触れていることから、現時点では妻と自分が同じ職場で働いていることをしっているらしい、こと以外は何も分からない

焦燥感のみ溢れ、なにも解決の一歩も踏み出せないまま、映像ファイルの上気した顔を天井に向け、上下動から僅かに前後の動きが加わった妻を見ていた
画像の妻は手をバスタブの縁と壁面に当てながら徐々に動きを増している
首筋からうっすらと汗が浮かんだのか光を反射し、腰の動きに合わせて揺れる胸の動きに目が離せなくなってゆく
ふと、何故胸を見せないのだろうと、頭をよぎった考えを、自分自身を殴りたいほどに後悔する
頭が加熱していることを感じつつ、手は股間にのび、画面に吐息で曇りを映すほどに近づき、すでに済んだ行為としりつつ、妻を救うことができなったことと、扇情的な妻の腰振りを見つめた
5分もたっただろうか、深いグラインドから、先端を少し食い込ませた程度に見える浅さで妻は小刻みに動いていたかと思うと、絶頂に達したものとみえ、背筋を張り伸ばし、数秒固まった末に、力を失ったように腰を下ろした
が、この様な異常な性体験のない妻は、自分の股間にあるものは、自分との性交のように絶頂のあとは都合よくしぼむものと考えていたのか、あるいはそこまで考えられないほど、その透明に屹立するものに追い詰められたのか、敏感となった秘所に深くディルドを突き込むこととなってしまった
それまで、僅かな甘い呻き声と、秘所の立てる淫猥な雫の音の他、目立った音はなかったが、この時は妻は異様な声を響かせるのだった
例えるなら、断崖絶壁にしがみついていたが、無力にも握力の限界で奈落に落ちるときに声といえるだろうか
その声で、間違いなく妻であることを確信することになった
夫婦のセックスで、深く突き入れるときの声と全く同じだったからだが、妻を乱れさせることが自分でなく、バスタブの縁に固定され、その無機質な下部分だけが見えているディルドという事実に、また、達した妻を、いまさらに深く抉り、ほとんど股間を縁に擦り付けんばかりに妻の性器が飲み込んでいるものが、自分でないことに情けなさを感じつつも、何故か感じたことのない快感が登りつめるのだった
画面の妻をそれに答えるように、カメラに写されているために上下動を見せるのでなく、ただ下腹部をかき回す存在を鎮めるために、やや前のめりになって腰を縁に落とし前後に、快楽を得ていることが明らかに分かるほど動いている
それは最初のような機械的な動きでなく、動き始めの滑らかさと数センチの引きずる感覚に、止める間際で甘く微動する淫猥な快楽を貪るための妻の腰が、性器がディルド全体をフェラチオするかのような動きだった
顔にかかった髪でよく表情は分からなかったが、一心不乱に紅潮した顔と、だらしなく涎を垂らす唇もまた欲情を誘った
動きが早くなることもなく、そのまま数分同じ姿が映像に写しだされ、スカートに隠れディルドが妻を貫いているであろう箇所からは、幾つかの液の筋がバスタブの壁面をつたっていた
同じ動きから、数度痙攣するように体を震わせた妻は、緩慢な動作で股間を後ろに引き、たくし上げたスカートの前面からは、いままで妻の性器と内部で荒れ狂ったのか歓待を受けたのか、引き抜かれたディルドが液を引かせつつ姿を現した
最後に妻の体内にあって斜めになっていたものが、弾力のある素材のためか、すべて引き出されると同時に二三度勢い良く震えるのだったが、それは無機質なディルドが、自分に妻を堪能したことを告げているようにも思われた
妻は放心の体ではあったが、深く呼吸しつつ、視点の定まらぬ一種無表情ともとれる顔でこちらに近づき、手を伸ばしたと同時に映像は終わった

考え必死に音を立てず歯を食いしばりながら無力さをかみ締めながら、射精しかつて無いほどの快感を得たことに自分の心を蝕みながら、店をでた
長い時間を過ごしたように思ったが、実際には、2時間半程度の時間だったので、元々予定していなかった取引先を訪問し、所用を済ませて帰社した
考えることは尽きなかったが、むしろ映像で見た妻の姿は自分を昇天させるに充分であり、一回射精してからは、頭も冴えたようで取引先への訪問でも、一切不審さを気取られることはなかったと思う
取引先との交渉で白熱した議論を行い、合意に達してからは、急な訪問でも成果を生み出したことで先方とも友好的な空気を手に入れることができた
帰社の電車でも報告書案を頭の中でまとめ、不思議なほど朝からの混乱が引いていくことを感じていた

帰宅後、妻はいつもどおり夕食の支度をしてくれており、普段と変わらずに見えた
恐らく昨日の今頃は映像にあったような痴態であったところ、落ち着いて食卓をはさんで摂る食事は美味しく、この現実と、映像の非現実の妻が同じとは思えないのだった
ふと会話をとめ、そんなことを考えてまじまじと妻を眺めていると、不審がったり、微笑んだり、最後には少しふくれたりする妻には普段と変わりないことを感じて安心すると同時に、恐らくこれだけで終わることのない妻への仕打ちと、このささやかな幸せの時間は妻の犠牲に成り立っていることを忸怩と思わねばならない自分と、妻の痴態へ劣情を催した自分にいいようのない不安を感じるのだった
夕食の後、風呂に入り、映像どおりの変哲のない浴室に、徹底的に掃除したと思われる形跡を見てとった
既に覚悟はしていたが、排水溝の端に、本来あるはずのない、性行為にしか使うとは思われないローションらしいヌメリを探りだしたことに陰湿な満足を覚えたのだった

それから数週間たち、心の片隅では期待するところもあったのだろうか、定期的に海外のファイル共有サービスを確認したが、特に変更されたものはなかった
妻とのセックスも、結婚してから変わらず週に二三回で、付き合い当初の熱情的なものでなくても、性に乱れた妻を抱くことができることは、愛の発露としてだけでなく、男性的な欲情をも満たすことができ満足できるものだった
妻からも、そのことを告げられることもなく、匂わす程度に話すこともなかった
卑怯とも思いながら、可能な範囲で、犯人を考えたが、対象者が多すぎ日中の時間が仕事にとられている身としては取れる行動もほとんどないのが実情だった
最初に妻があの映像の行為に及ぶにいたった契機にビデオというものが気にはなったが、まさかこちらよりその映像を所望する訳にもいかない
一応、外からの盗撮である可能性程度には思いが至り、自宅の周囲には植木による塀を巡らすこととした
特にこの地域では珍しいことではなかったが、新しい住居に備えることは多くはないようで植木屋の老人もしきりに自分の判断を褒めてくれていた
妻には正直な理由も話せるはずもなく、ポツポツと建築現場が増えてきたので、後々植栽するなら、近隣トラブルとなる前に植栽をしたほうが有利なこと、妻の実家の植栽が前から好きだったので、自分もいつかは庭にこれを植えたかったことなどで説明した
妻の実家の植栽は実際に見事であり、それを自宅に揃えたいと思ったのは本心からだが、このような契機でもなければ、相当優先順位が下がったものだっただろう
妻の実家でも、都会の生まれで地方の妻を娶ったにもかかわらず、地域の伝統を大事にしているとのことで誉めそやされ悪い気はしなかったものの、さすがに妻の実家では複雑な気分になった

季節も春を迎え、コートをクリーニングに出し仕事では新卒研修の初々しい面々から挨拶を受けるなど気持ちの良い暖かさを感じていたころのことだった
2月あたりまでは、欠かさずファイル共有サービスをチェックし、万が一、妻の映像が流出していないか気をもみながらさまざまなサイトを夜な夜な彷徨っていたが、寒さが緩む頃には、4ヶ月も経てば忘れられたのか、犯人が別件で捕まったのではないかと期待することもできた
ある朝、遠くで鳴くカラスの時ならぬ声に目覚め、まだ黎明の空を眺めながら寝室から新聞を取りに玄関にでたときだった
既に忘れていたのだが、問題のサイトを最近チェックしていなかったことを思い出し、妻が起きだしていないことを伺ってから自室でPCを立ち上げ、接続した
「!!っぅ」
声にならないショックが画面から自分を引っ叩いたようだった
従来表示されるままになっていた画面から、先日の動画ファイルが削除され、新しいメッセージファイルが置かれていた
テキストファイルだけなのですぐにダウンロードして、内容を確認する
「ご無沙汰しておりました」
「今回のお願いをお伝えします」
「1.次に指定するバイブレーターを購入してください」
「2.購入し準備ができたら、それを挿入する姿を映像に収めてください」
「3.映像を確認したらお知らせする指定の場所にバイブレーターを挿入して向ってください」
「4.そこでは少なくとも4時間滞在していただきますが、お手洗いなど閉所での滞在は不可です」
「いずれも着衣はTPOに合わせたもので結構ですがパンツは避けてください」
「※このお願いの1週間以内に動きの無い場合には警告をします」

「以上が奥様へのお願いです」
「今回はご主人にもご協力をお願いします」
「指定の場所は、xx県xx市のショッピングモールです」
「バイブレーターは同じものを購入してください」
「このタイプのリモコンの電波可能範囲は約200mです」
「奥様に見つからないようにリモコンのみ所持し、ショッピングセンターでは期待に沿う映像を撮影してください」
「映像はこのサイトにアップロードしてください」

驚いたことは、この内容だけでなかった
ファイルがアップロードされた日付は日曜日で、今日は水曜日となると、購入する時間は後4日間しかない
ショッピングモールは内容からして休日にいくこととなれば、それまでに手に入れる猶予は2日間となる
しかも、今週の妻の行動からして購入したそぶりは無いので、妻も同様に最近はサイトを確認していないのだろう
警告がどのような形をとるか分からないものの、不愉快なものであることは容易に想像がつく
この下劣なお願いを拒否したところでは、それ以上に生活を破壊するようなことになるのであれば、選択の余地が無いことは想像できた
必ずしも望んで、ではないが、まずは妻にこれを知らせる必要があるが、直接知らせることはできない
まして、今回は自分も参加することとなれば余計に慎重にかつ期日までに実行しなければならない
自分もあまり妻に隠し立てすることはなかったが、妻に不審さを感じさせない方法で、妻に自らサイトを確認させる方法を考えねばならなかった
漸く明るくなった空を仰ぎ、不意に勃起している自分の身体構造と、少しでも妻の痴態を想像して如意ならぬ興奮を感じている自分を悲しむことしかできなかった

新聞を読み、印刷したてのインクの香りを嗅ぐとアイデアも浮かぶのだった
といっても、自分のPCの調子が悪いことを妻に告げ、妻のPCを使用しようとすれば、当然妻は止める筈なので、それが契機とならないか、程度のものだった
他に名案もなく、残された日数からしても実際には今日明日には妻が購入することが必要だ
快晴の空に洗濯機を回し始めたころ妻は起きてきた
暢気に朝食の支度などしているが、ある程度強引に進めることとして、妻がコンロに火をいれた音を聞いてから、調子が悪いので、妻のPCを借りることを2階から告げる
数瞬の後、妻はスリッパの音を響かせて走ってやってきた
自分のPCの調子が悪い証左にあらかじめ設定を消去しネットワークエラー表示を妻に見せる
妻の反応はやはり落ち着いており、もう出勤時間も近いので準備している朝食を落ち着いて食べて欲しいこと、取り分け急ぎでなければ会社で見ればいいことなど宥めるように言うと、階下に下りていってしまった
やや、拍子抜けの反応とも思ったが、少なくともPCの利用をさせない意図を確認できたので所定の目的は達したのだった

出勤時間は自分の方が早くでている
結婚しているのだから二人で通っても良いのだが、出勤時間が遅い事務員で妻が早く出社すると、ある種のプレッシャーをあたえかねないとして、結婚後、数回通ったのみで断念している
脳裏には、妻の行動が残ったものの、なすべきことをすれば、特に考えることもなく一日の課業を終えた
この日にも自分のバイブレーターを購入することを検討したが、購入することのできる店も数軒しかなく、交通機関が電車に限れば、ほぼ一つに限られるため、無用のリスクは避けることにし帰宅することとした
家は明かりが灯っておらず、妻が帰っていないこと、それは恐らく計画通りであることにささやかに安堵しつつ夕食の準備を整えて妻の帰宅を待つこととした

予想していたより妻は早く帰宅し、少し普段より陽気な姿に訳を聞くと、週末に学生時代の友人と会うのでお土産など探していた、との事だった
ご丁寧にこの地方名産の菓子など買っており、自宅用にも買ったものを夕食後に食べよう、などと誘われると、自らの行為は、妻の犠牲を無駄にしないことに名を借りた、ただの性的欲求解消のために妻を慰み者にしていることに過ぎないのかと暗澹となるのだった

翌日も日の出前後に目覚め、PCを確認する
いつもと変わらぬサイトの接続に必要な、長いパスワードも最早覚えてしまっていることには自分でも呆れることだった
恐らく、妻用のサイトと自分用のサイトは別だと思われるが、すでにお願いのファイルの他、外出場所の指定メッセージと数百メガの動画ファイルがあった
早速ダウンロードし、タイムスタンプをみれば昨日の晩となっていた
最初はごそごそノイズと時折漏れる光の他は暗い画面だったが、漸く落ち着いた画面には、昨日の妻がトイレの個室に腰掛けていた
そこそこの広さがあり、音楽が聞こえることを見ると、地方都市にある百貨店と思われた
白のブラウスにベージュのジャケットを羽織り、長めのウールのプリーツスカートに黒のハイソックスといった普段どおりの落ち着いたスタイルだったが、俯いた表情は諦観したような、といって普通に想像される悲しみの要素は見当たらないものだった
後に、ある場面で思い出したのだが、それは、諦めと期待と快楽の混合したものだった
画質は先日のものより良く、恐らくスマートフォンをドアに立て掛けて自らを撮影したもののようだった
既にショーツはハイソックスに掛かるあたりまで引き下ろされており、かた一方の脚はショートブーツを抜いて便座カバーの上に載せていた
撮影がそこまで鮮明に載らずとも、せいぜい立って下から入れました、程度に撮影すれば良いとも思っていたが、妻には自分と別に撮影の内容がお願いされているのかもしれない
ただ、2回だけのやり取りを見るに犯人は相当狡猾な反面、行動にブレは感じられず理性的とも考えている
たとえば、脅迫のやり取りに安易にメールを使わず、海外のファイル共有サイトを使っていることは、本人特定をほぼう不可能とする点で優れている
まったく同情する余地のない犯人に妻が2度までも秘所を見せつけていた事実は、怒りの感情を生むに充分だった
本当なら必要の無い撮影に、携帯からではおそらく位置情報なども付属したまま送信したのでは、相手に付け入るスキを与えるばかりだった
いつかの暮れに見とれた魅力的な曲線を描く妻の脚に柔らかに繋がる太腿とその間に恥ずかしげに収まっている秘裂と帽子を被ったような陰毛は、それまでにみたどんなアダルトビデオより興奮を誘うものだった
既に包装から取り出してあった比較的小振りのバイブレーターを潤滑剤代わりに妻は一心に嘗め回すが複雑なくびれをもつ電波式の内蔵式バイブレーターは、普段の夜にその性器を埋める所有者である自分から見ると、卑劣な簒奪者に見えるのだった
ぬめぬめと唾液で光るバイブレータの先端が妻の性器にあたり、呆気ない程抵抗なく挿入されていく
さすがに場所もあり無言で、複雑な形の玩具が妻の性器の内部に触れている姿を妻は自ら撮影している
ころあいを見たのか、妻はバイブレータを取りだしたが、そのときにこぼれた液は、先についていた唾液よりも濃い粘液だった
指で性器のあたりを確かめ、ショーツを引っ張りあげるところで映像は終わっていた

これで妻の準備は整ったため、自分は金曜日に定時で会社を出で、おそらくは妻が向ったと同じ店で、昨日の記憶も新しいバイブレーターを買うのだった

















[2012/12/04 03:38] URL | #- [ 編集 ]
短編読ませてもらいましたー!
続きが読みたくなりましたがw

また新作の情報があれば教えてください!!
[2012/12/06 01:35] URL | びびっと #- [ 編集 ]
>名無しさん、ありがとうございます。
携帯、変えられたんですか。。あんな短編で申し訳ありません。m(_ _)m
今後ともよろしくお願いします。
>名無しさん、力作ありがとうございます。
初めて書かれたのでしょうか。
大変丁寧で、細かい描写に場面が浮かぶようでした。
僕は批評出来るような分際でもありませんが、たしかに女性の台詞や心情については得手不得手があると思います。
拝読させていただいて、中盤の新聞受けでメッセージを見つけたあたりから非常に読みやすく、引き込まれました。
植木や新居についての描写等も手記のような現実味があって面白いと思います。
前半の会社についての説明をもう少し簡潔にされればさらに読みやすくなるのではと思いました。
この後、奥さんがどうなっていくのか、先の見えない展開も期待出来ますし、一度「妻物語」等でアップされてはどうでしょう。
中々厳しい批評もあるかも知れませんが、勉強になると思います。
感想になっているかわかりませんが、どうか頑張ってください。
>びびっとさん、ありがとうございます。
短編読んでくれてありがとうございます。
続き、そうですねー、書きたい気持ちもありますが、書かないほうが美しいとも思ったり。笑
新作もがんばります。
[2012/12/15 19:13] URL | ナオト。 #- [ 編集 ]
悪魔のささやき~寝取られ妻、真由香1を購入しようと思うのですが、macでは読めるのでしょうか??PDFでの販売ではないみたいなので質問させて頂きました。
[2013/02/01 23:55] URL | 走 #- [ 編集 ]

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